シェーン・エドワード・スメルツ(Shane Edward Smeltz, 1981年9月29日 - )は、ドイツ・ゲッピンゲン生まれのニュージーランド人元サッカー選手。現役時代のポジションはフォワード。
経歴
父はアメリカ人でアメリカ軍所属。母はイギリス人。父の赴任先のドイツで生まれる。1歳の時にニュージーランドへ帰国。5歳からサッカーを始め、6歳でオーストラリアのクイーンズランド州へ引越す。
1998年にキャリアをスタートさせ、オーストラリアの州リーグや地元ニュージーランドのクラブを転々としてキャリアを重ねる。Aリーグ発足前のアデレード・ユナイテッドFCでもプレー。
2005年にイングランドのフットボールリーグ2(4部相当)のマンスフィールド・タウンFCに移籍。同年にイスミアンリーグ・プレミアディヴィジョン(7部相当)のAFCウィンブルドンに移籍する。同クラブ所属中にニュージーランド代表に選出され、チリ代表戦でゴールを決め、AFCウィンブルドン初となる代表選手のゴールスコアラーとなる。2006年にはカンファレンス・ナショナル(5部相当)のハリファクス・タウンAFCに移籍するが、31試合で2ゴールと期待を裏切り1年で退団する。
2007年、Aリーグに越境参加している母国ニュージーランドのウェリントン・フェニックスFCに移籍して母国復帰する。ここで才能が開花。1年目の2007-2008シーズンは9ゴールで得点ランキング2位に輝き、翌2008-2009シーズンには12ゴールでリーグ得点王に輝く。その活躍で2007年、2008年のオセアニア年間最優秀選手賞にも選ばれた。
2009-2010シーズンからはAリーグに新規参入したゴールドコースト・ユナイテッドFCに移籍。19ゴールで2年連続のAリーグ得点王に輝く。
2010 FIFAワールドカップ終了後、中国スーパーリーグの山東魯能泰山に移籍すると発表されたが、その後本人が家庭の事情などを挙げ契約を破棄。再びゴールドコースト所属となっていたが、2010年8月、トルコのゲンチレルビルリイに移籍。契約満了後はパース・グローリーFCやシドニーFCでもプレーした。
2016年7月、マレーシアのケダFAにシーズン途中で加入[1]。同年12月、古巣のウェリントン・フェニックスに復帰した[2] が、2017年4月、レギュラーシーズン残り1試合を残してインドネシアのボルネオFCに加入することが発表された[3]。
代表歴
代表ではFIFAコンフェデレーションズカップ2009でグループリーグ3試合にいずれもスタメンで出場。また2009年6月に行われたイタリアとの親善試合や2010年5月に行われたセルビアとの親善試合でゴールを挙げた。2010 FIFAワールドカップではグループリーグ第2戦のイタリア戦で先制点を挙げ、強豪相手の引き分けに貢献した。
2012年7月、ロンドンオリンピックのニュージーランド代表にオーバーエイジ枠で選出された。大会開幕前の7月11日、東京・国立競技場での日本代表との親善試合にも先発出場した。
出場大会
脚注
- ^ “All Whites striker Shane Smeltz signs with Malaysian Super League club Kedah” (英語). Stuff.co.nz. (2016年7月12日). http://www.nzherald.co.nz/sport/news/article.cfm?c_id=4&objectid=11673213 2016年11月14日閲覧。
- ^ “Shane Smeltz returns to Wellington Phoenix” (英語). The New Zealand Herald. (2016年12月19日). http://www.nzherald.co.nz/sport/news/article.cfm?c_id=4&objectid=11769503 2017年1月16日閲覧。
- ^ “Shane Smeltz confirms move to Indonesian club Pusamania Borneo FC” (英語). Fox Sports. (2017年4月8日). http://www.foxsports.com.au/football/a-league/shane-smeltz-confirms-move-to-indonesian-club-pusamania-borneo-fc/news-story/f0950237ea9214b7e81157db55f4b4fa 2017年5月26日閲覧。
外部リンク
- Shane Smeltz – FIFA主催大会成績(英語)
タイトル・受賞歴 |
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1980年代 | |
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1990年代 | |
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2000年代 | |
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2010年代 | |
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AFC - CAF - CONCACAF - CONMEBOL - OFC - UEFA |
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NSL | |
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Aリーグ | |
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MVP - 得点王 - ベスト11(GK - DF - MF - FW) |
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| MVP - 得点王 - ベスト11(GK - DF - MF - FW) |
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2000年代 | |
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2010年代 | - 10-11: バルバルセス, クルーズ, ファン・ダイク
- 11-12: アイフィル, トンプソン, ベリーシャ
- 12-13: ブロッキー, ロハス, デル・ピエロ
- 13-14: タガート, ベリーシャ, ウィリアムス
- 14-15: ベン・ハルファラー, ヤンコ, バーンズ
- 15-16: マクラーレン, フォルナローリ, ノヴィロ
- 16-17: ロハス, カストロ, ベリーシャ
- 17-18: ミェジェイェフスキ, ヘオルヘ, ボボー
- 18-19: イコノミーディス, トイヴォネン, クリシュナ
- 19-20: ベリーシャ, マクラーレン, ル・フォンドル
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2020年代 | |
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MVP - 得点王 - ベスト11(GK - DF - MF - FW) |
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ニュージーランド代表 - 出場大会 |
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ニュージーランド代表 - FIFAコンフェデレーションズカップ2003 |
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- 1 バッティ
- 2 オートン
- 3 マリガン
- 4 ゾライチシュ
- 5 ヘイ
- 6 ウィルキンソン
- 7 ヴィセリッチ
- 8 ラインズ
- 9 バートン
- 10 ジャクソン
- 11 キレン
- 12 エリオット
- 13 バウケンヌーゲ
- 14 ネルセン
- 15 スメルツ
- 16 コヴェニー
- 17 デ・グレゴリオ
- 18 スミス
- 19 ウッティング
- 20 デイヴィス
- 21 ヒッキー
- 22 ウィルソン
- 23 パストン
- 監督 ウェイット
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ニュージーランド代表 - OFCネイションズカップ2008 優勝 (4回目) |
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ニュージーランド代表 - FIFAコンフェデレーションズカップ2009 |
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ニュージーランド代表 - 2010 FIFAワールドカップ |
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ニュージーランド代表 - OFCネイションズカップ2012 第3位 |
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ニュージーランド代表 - 2012 ロンドン五輪 サッカー競技 |
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ニュージーランド代表 - FIFAコンフェデレーションズカップ2017 |
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