バーム

曖昧さ回避 この項目では、地形「berm」について説明しています。醗酵食品「barm」については「バーム (食材)」を、菓子については「バウムクーヘン」を、樹脂については「バルサム」を、芳香のある軟膏については「香油」をご覧ください。

バーム (berm)は、砂浜海岸にある微地形の種類。汀段(ていだん)とも言う。

前浜に位置する微地形であり、汀線に平行な微高地である。波によって運ばれた砂による堆積地形であり、高潮位線より、やや高い所に位置する。海側に向けては、海浜(前浜)の傾斜をなしており、内陸(後浜)側に向けてはなだらかに下る傾斜を成す。台風などの暴浪時には、バームは侵食され、その構成物は浅海のバーを形づくる。バー堆積物は静穏時に、海浜に移送され、再びバームを形成する。

外部リンク

  • 佐々木巽「砂浜海岸での野外学習に関する自然地理学的考察」『北海道教育大学紀要. 教育科学編』第57巻第2号、北海道教育大学、2007年2月、157-164頁、doi:10.32150/00005607、ISSN 1344-2554、NAID 110006196052。 


  • 表示
  • 編集