ブレンダン・マローン
2008年、オーランド・マジックAC時のマローン | |
基本情報 | |
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国籍 | アメリカ合衆国 |
生年月日 | (1942-04-21) 1942年4月21日 |
没年月日 | (2023-10-10) 2023年10月10日(81歳没) |
出身地 | ニューヨーク州ニューヨーク市 マンハッタン区ハーレム |
キャリア情報 | |
出身 | イオナ大学 (ニューヨーク州) |
指導者経歴 | |
1976-1977 1977-1978 1978-1984 1984-1986 1986-1988 1988-1995 1995-1996 1996-1999 2000-2003 2003-2004 2004-2005 2007-2011 2014- | フォーダム大学 (AC) イェール大学 (AC) シラキュース大学 (AC) ロードアイランド大学 ニューヨーク・ニックス (AC) デトロイト・ピストンズ (AC) トロント・ラプターズ ニューヨーク・ニックス (AC) インディアナ・ペイサーズ (AC) ニューヨーク・ニックス (AC) クリーブランド・キャバリアーズ (AC→暫定HC) オーランド・マジック (AC) デトロイト・ピストンズ (AC) |
受賞歴 | |
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ブレンダン・マローン(Brendan Thomas Malone、1942年4月21日 - 2023年10月10日[1])は、アメリカ合衆国・ニューヨーク州ニューヨーク市出身のバスケットボール指導者。NCAAやNBAの各チームで長年に亘りコーチを務めた。
息子のマイケル・マローンもNBAの各チームでコーチを務めており、現在はデンバー・ナゲッツのヘッドコーチを務めている。
経歴
ブレンダン・マローンは、地元ニューヨーク州の大学を卒業後、選手としては活動せず、地元の高校からコーチ業を開始。1976年から1986年にかけてはフォーダム大学、イェール大学、シラキュース大学のアシスタントコーチを務め、ロードアイランド大学のヘッドコーチも務めた。
1986年にニューヨーク・ニックスにアシスタントコーチとして招かれNBA入り。1988年からはチャック・デイリーの下でデトロイト・ピストンズのアシスタントコーチを務め、1989年、1990年とNBA優勝を経験。1995年までピストンズのコーチを務めた。
1995年、当時カナダに新しく誕生したトロント・ラプターズのヘッドコーチに、ピストンズ時代に指導したアイザイア・トーマスGMからの誘いを受け、初代ヘッドコーチに就任。しかし、寄せ集めの即席チームを纏めることが出来ず、更にトーマスとは1995年のNBAドラフトで1巡目指名で獲得したデイモン・スタウダマイアーの起用法を巡って対立するなど、初のヘッドコーチ業は苦難の連続となり、結局は21勝61敗に終わり、シーズン終了後に解任された。
1996年から3年間は、ジェフ・ヴァン・ガンディの下でニューヨーク・ニックスのアシスタントコーチを務め、2000年から3年間はインディアナ・ペイサーズのアシスタントコーチとして、アイザイア・トーマスのサポート役を務めた。
2003-2004シーズンは、息子のマイケル・マローンと共にニューヨーク・ニックスのアシスタントコーチを務めた。
2004-2005シーズンはクリーブランド・キャバリアーズのアシスタントコーチを務めていたが、シーズン途中にポール・サイラスヘッドコーチが解任されたのを受け、暫定ヘッドコーチに昇格。しかし8勝10敗に終わり、シーズン全体でも42勝40敗でニュージャージー・ネッツと同率で直接対戦の関係でプレーオフ進出を果たせず退任。因みに父と入れ替わる形で、マイケルが翌シーズンからキャバリアーズのコーチに就任している。
2007年夏、スタン・ヴァン・ガンディがヘッドコーチに就任したオーランド・マジックのアシスタントコーチに就任[2]。翌2009年プレーオフカンファレンスファイナルのクリーブランド・キャバリアーズ戦では、相手ベンチでコーチを務める息子マイケルとの "親子対決" が話題となった。
2013年、マイケルがヘッドコーチに就任したサクラメント・キングスのアソシエイトコーチに就任したものの、経営陣と対立し、シーズン開幕を待たずに退任[3]。
2014年7月30日、スタン・ヴァン・ガンディが社長兼ヘッドコーチに就任したデトロイト・ピストンズのアシスタントコーチに就任した[4]。
2023年10月10日に死去。81歳没[1]。
脚注
- ^ a b Magliocchetti, Geoff (2023年10月10日). “Former Knicks Coach Brendan Malone Dies at 81” (英語). Sports Illustrated New York Knicks News, Analysis and More. 2023年10月11日閲覧。
- ^ Ewing, Malone, Clifford, Beyer hired as Magic coaches
- ^ Assistant coach Brendan Malone leaves the Sacramento Kings
- ^ Detroit Pistons Add Four Members to Basketball Staff
外部リンク
- Basketball-Reference.com
デトロイト・ピストンズ 1988-89NBA優勝 | |
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4 ジョー・デュマース (ファイナルMVP) | 10 デニス・ロッドマン | 11 アイザイア・トーマス | 15 ヴィニー・ジョンソン | 22 ジョン・サリー | 23 マーク・アグワイア | 24 マイケル・ウィリアムス | 25 ジョン・ロング | 34 Fennis Dembo | 40 ビル・レインビア | 44 リック・マホーン | 53 ジェームス・エドワーズ | コーチ:チャック・デイリー / ブレンダン・マローン |
デトロイト・ピストンズ 1989-90NBA優勝 | |
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00 ウィリアム・ベッドフォード | 4 ジョー・デュマース | 10 デニス・ロッドマン | 11 アイザイア・トーマス (ファイナルMVP) | 12 ジェラルド・ヘンダーソン | 15 ヴィニー・ジョンソン | 22 ジョン・サリー | 23 マーク・アグワイア | 33 デビッド・グリーンウッド | 35 スコット・ハスティングス | 40 ビル・レインビア | 53 ジェームス・エドワーズ | コーチ:チャック・デイリー / ブレンダン・マローン |
トロント・ラプターズ 歴代ヘッドコーチ | |
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ブレンダン・マローン (Brendan Malone)1995-96 -- ダレル・ウォーカー (Darrel Walker)1996-98 -- ブッチ・カーター (Butch Carter)1997-00 -- レニー・ウィルケンズ (Lenny Wilkens)2000-03 -- ケビン・オニール (Kevin O'Neill)2003-04 -- サム・ミッチェル (Sam Mitchell)2004-2009 -- ジェイ・トリアーノ (Jay Triano)2008-2011 -- ドウェイン・ケイシー (Dwane Casey)2011-2018 -- ニック・ナース (Nick Nurse)2018-2023 -- ダーコ・ラヤコビッチ (Darko Rajaković)2023- |
クリーブランド・キャバリアーズ 歴代ヘッドコーチ | |
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ビル・フィッチ (Bill Fitch)1970-79 -- スタン・アルベック (Stan Albeck)1979-80 -- ビル・マッセルマン (Bill Musselman)1980-81 -- ドン・デラニー (Don Delaney)1980-81/1981-82 -- ボブ・クロッペンバーグ (Bob Kloppenburg)1981-82 -- チャック・デイリー (Chuck Daly)1981-82 -- ビル・マッセルマン (Bill Musselman)1980-81 -- トム・ニッソーク (Tom Nissalke)1982-84 -- ジョージ・カール (George Karl)1984-86 -- ジーン・リトルズ (Gene Littles)1985-86 -- レニー・ウィルキンス (Lenny Wilkins)1986-93 -- マイク・フラテロ (Mike Fratello)1993-99 -- ランディ・ウィットマン (Randy Wittman)1999--01 -- ジョン・ルーカス (John Lucas)2001-03 -- キース・スマート (Keith Smart)2002-03 -- ポール・サイラス (Paul Silas)2003-05 -- ブレンダン・マローン (Brendan Malone)2004-05 -- マイク・ブラウン (Mike Brown)2004-10 -- バイロン・スコット (Byron Scott)2010-13 -- マイク・ブラウン (Mike Brown)2013-2014 -- デビッド・ブラット(David Bratt) 20014-2016 -- ティロン・ルー(Tyron Lue)2016-2018 -- ラリー・ドリュー (Larry Drew) 2018–2019 -- ジョン・ベイレン (John Beilein) 2019–2020 -- J・B・ビッカースタッフ (J. B. Bickerstaff) 2020- |
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