信越大橋
信越大橋 | |
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基本情報 | |
国 | 日本 |
所在地 | 長野県上水内郡信濃町大字野尻 - 新潟県妙高市大字関川 |
交差物件 | 関川・池尻川 |
用途 | 道路橋 |
路線名 | 国道18号妙高野尻バイパス |
管理者 | 国土交通省北陸地方整備局高田河川国道事務所 |
着工 | 1991年(平成3年)10月[1] |
竣工 | 1997年(平成9年)[3] |
開通 | 1997年(平成9年)7月[2] |
座標 | 北緯36度51分14秒 東経138度11分32.9秒 / 北緯36.85389度 東経138.192472度 / 36.85389; 138.192472 (信越大橋) |
構造諸元 | |
形式 | 桁橋 |
全長 | 902.000 m[1] |
幅 | 14.500 m[1] |
最大支間長 | 100 m[1] |
関連項目 | |
橋の一覧 - 各国の橋 - 橋の形式 | |
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信越大橋(しんえつおおはし)は、長野県上水内郡信濃町大字野尻 - 新潟県妙高市大字関川の関川に架かる国道18号妙高野尻バイパスの橋長902 m(メートル)の桁橋。
概要
主径間部のPC7径間連続箱桁橋部延長638 mはPC連続桁橋として、桁長が完成当時日本最長であった[1]。
阪神・淡路大震災の教訓から、耐震性向上のため支承は全て水平力分散型ゴム支承を採用している[3]。
主径間部はP7を除き、P3 - P9橋脚がニューマッチク・ケーソン工法が採用されている。そのほかの基礎は、P1及びP2橋脚が場所打ち杭、P7及びP10橋脚が深礎杭、A1及びA2橋台及びP11及びP12橋脚が直接基礎によっている[注釈 1][1]。
主径間部については、片持ち架設工法が採用された[1]。
信越大橋は、景観に配慮して建設され、架橋地点は妙高山の眺望が良く、妙高山周辺の撮影地点として写真家に用いられている[3]。
- 形式 - PC2径間連続箱桁橋+PC7径間連続変断面箱桁橋+PC2径間連続箱桁橋+PC2径間連続中空床版橋
- 橋長 - 902.000 m
- 支間割 (52.25 m+58.25 m) + (69 m+5×100 m+69 m) + (47.25 m+47.15 m) + (23.5 m+29.4 m)
- 幅員 - 14.500 m
- 車線数 - 2車線
- 車道 - 9.500 m
- 歩道 - 両側2.500 m
- 車線数 - 2車線
- 横断勾配 - 片勾配2.185 - 3.000 %
- 縦断勾配 - 2.7566 - 0.300 %
- 曲率半径 - 300 m
- 竣工 - 1997年(平成9年)[3]
[1]
歴史
信越大橋が開通する前は、国道18号県境部は降雪や路面凍結などによるトラブルが頻発する難所であった。特に長野県側の赤川スノーシェッドではヘアピンカーブ・急勾配・幅員狭小により交通障害が多く起こっていた。信越大橋の開通により、円滑な交通が豪雪時においても保たれるようになった[3]。
- 1991年(平成3年)10月 - 基礎工着手[1]
- 1997年(平成9年)7月 - 開通[2]。
画像
- 南詰下流側より撮影した信越大橋。手前に旧道の赤川スノーシェッドが映っている。
- 南詰より撮影した信越大橋。
- 信越大橋は大きくカーブする曲線橋である。
脚注
[脚注の使い方]
注釈
- ^ A1橋台が上越方面である
出典
- ^ a b c d e f g h i 山下信雄「信越国境のハイテク長大橋梁 信越大橋(仮称)の設計と工事報告」『橋梁』第32巻第2号、科学書刊株式会社、1996年2月、1 - 7頁。
- ^ a b “令和2年度事業概要” (PDF). 国土交通省北陸地方整備局高田河川国道事務所. p. 8 (2020年3月). 2020年7月27日閲覧。
- ^ a b c d e “第37回「信越大橋」(妙高市)”. にいがた土木構造物めぐり. 土木学会関東支部新潟会 (2012年5月7日). 2020年7月27日閲覧。
関連項目
外部リンク
ウィキメディア・コモンズには、信越大橋に関連するカテゴリがあります。
- にいがた土木構造物めぐり 第37回 信越大橋 - 土木学会関東支部新潟会
関川の橋 | |
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ウィキメディア・コモンズには、関川の橋に関するカテゴリがあります。 |