夢のビッグスタジオ
夢のビッグスタジオ | |
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ジャンル | 歌謡番組 |
出演者 | タモリ 西田敏行 古舘伊知郎 佐々木正洋 南美希子 ほか |
製作 | |
プロデューサー | 皇達也 |
制作 | テレビ朝日 |
放送 | |
音声形式 | ステレオ放送 |
放送国・地域 | 日本 |
放送期間 | 1982年4月8日 - 1982年5月27日 |
放送時間 | 木曜 22:00 - 22:54 |
放送分 | 54分 |
回数 | 8 |
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『夢のビッグスタジオ』(ゆめのビッグスタジオ)は、1982年4月8日から同年5月27日までテレビ朝日系列局で放送されていたテレビ朝日製作の歌謡番組である。全8回。放送時間は毎週木曜 22:00 - 22:54 (日本標準時)。
概要
当時木曜21時台に放送され、怪物的視聴率を誇っていたTBSの『ザ・ベストテン』への対抗番組として、テレビ朝日が鳴り物入りで2年ぶりにスタートさせた歌謡番組であった[1][2]。司会を務めたのはタモリと西田敏行で、タモリが主に番組全体の進行役を担当し、西田が自身の持ち味を生かしたコーナーを担当するという形を取っていた[3]。なお、タモリと西田はこのコンビで『ザ・ベストテン』の久米休暇時の代役を務めたことがある。
番組は、スタジオ内に作られたタモリ家のサロンに当日出演の歌手やゲストを迎え、ホームパーティー風のくつろいだ雰囲気の中で進められた。また、毎回目玉となる企画も織り込んでいた[3]。第1回の出演者は、美空ひばり、沢田研二、郷ひろみ、松田聖子、近藤真彦、シャネルズ、ピエール・ポルト、イモ欽トリオら[3]。
『ザ・ベストテン』と同じく生放送を行っていたが、当初から西田のスケジュールが合わず、西田の出演コーナーのみをVTR収録にして凌いでいた[2]。また番組の狙いは、タモリがゲストの歌手に直撃インタビューをして本音を聞き出すというものだったが[1]、生放送の短い時間に、海千山千の歌手たちが本音を吐くわけはなく[1]、タモリの持ち味の毒舌も宙に浮き、シラケムードが充満した[1]。初回こそ視聴率10%を取ったが、後は6ー8%の間で[1]、『ザ・ベストテン』の2割のも満たない数字を続けて低迷した[1][2]。テコ入れで、古舘伊知郎(当時テレビ朝日アナウンサー)がタモリと司会を務める形になったが、モスクワ五輪の独占放送で名を売った三浦甲子二テレ朝専務が堪忍袋を緒を切って、担当プロデューサーである皇達也の更迭を決定すると、皇に担ぎ出されたタモリが「局がプロデューサーを更迭するのに、メインの出演者が居座るなんてできない」と引責辞職を表明し[1]、西田・古舘と共に6回で番組を降板した[1][2]。
タモリの行動は、当時のマスメディアに美談として取り上げられた[2]。あわてた局側は5月中は局アナで繋ぎ、6月からはタモリの後任として土居まさるを充てる予定にして[1]、ともに当時テレビ朝日アナウンサーだった佐々木正洋と南美希子の2人に司会をさせて急場を凌いだが、土居はこの番組では司会に回って来ず、結局番組は8回で打ち切ることになった[2]。テレ朝で歌謡番組を仕切れるのは皇しかおらず[1]、皇も三浦専務も実力者過ぎて二人ともペナルティはなし[1]。テレ朝の社員もビックリした[1]。
これにより、テレビ朝日はこの時間帯で国産ドラマ『新・海峡物語』、海外ドラマ『ダラス 愛と憎しみの二重奏』(木曜21:00枠から移動・改題)、そして本番組と打ち切り番組を連発させてしまい、局にとっては痛い結果となった。その後同時間帯では、土居まさるとあべ静江が司会を務める『木曜ヒットショー』が同年秋までのつなぎ番組としてスタートした[4]。
タモリはその後、1987年にまた皇プロデューサーからの要請で[5]、『ミュージックステーション』2代目MCに就任したことで音楽番組の司会に復帰した。古舘も、1985年にフジテレビ『夜のヒットスタジオ』(『DELUXE』『SUPER』時代)のMCに就任し、同じく音楽番組の司会に復帰している。なおタモリは本番組終了後も同じテレビ朝日にて「夕刊タモリ」(「タモリ倶楽部」の前身)には出演し続けている。
司会
- タモリ - 第1回から第6回まで出演。
- 西田敏行 - 第1回から第6回まで出演。
- 古舘伊知郎(当時テレビ朝日アナウンサー) - 第1回から第6回まで出演。
- 佐々木正洋(当時テレビ朝日アナウンサー) - 第7回・第8回のみに出演。
- 南美希子(当時テレビ朝日アナウンサー) - 第7回・第8回のみに出演。
スタッフ
- 構成:松岡孝
- 音楽:服部克久
- 演奏:高橋達也と東京ユニオン、フラワーアンサンブル
- コーラス:フラッシュ
- 振付:関武雄
- 踊り:ダンディーズ、フィーバーズ
- 技術:安保洋一
- カメラ:松倉、内野盛和、樋口幸紀
- 音声:高橋正勝、早川憲一
- 照明:高見光平
- 調整:山口敏美
- 美術:菅野義正、山内祐二、高原篤
- 大道具:石元俊二
- 特殊効果:藤村修平
- 電飾:浜野尚
- 効果:金井一朗
- タイトル:善家祝吉
- ディレクター:成田信夫、鍵本伸裕
- プロデューサー:皇達也、中村元一
- 制作協力:田辺エージェンシー
- 制作著作:テレビ朝日
脚注・出典
- ^ a b c d e f g h i j k l 「NEWS OF NEWS 視聴率戦争にタモリが負けた責任の行方」『週刊読売』、読売新聞社、1982年6月6日、33頁。
- ^ a b c d e f 『サンデー毎日』、毎日新聞社、1982年6月6日、164 - 165頁。
- ^ a b c 『朝日新聞』朝日新聞社、1982年4月8日、24頁。
- ^ 『朝日新聞』朝日新聞社、1982年6月3日、24頁。
- ^ 高堀冬彦 (2020年11月21日). “「タモリさんは欲のない人」ミュージックステーション初代総責任者が語る、タモリという傑物”. 現代ビジネス. 講談社. 2020年11月20日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年10月8日閲覧。
テレビ朝日系列 木曜22:00枠 | ||
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前番組 | 番組名 | 次番組 |
ダラス 愛と憎しみの二重奏 (1982年1月7日 - 1982年3月25日) | 夢のビッグスタジオ (1982年4月8日 - 1982年5月27日) | 木曜ヒットショー (1982年6月3日 - 1982年9月23日) |
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現在放送中の出演番組 | ゴゴスマ -GO GO!Smile!-(水曜日)- INVITATION(月1回) - The best time 〜音楽×競馬が紡ぐ記憶〜(シーズン制番組)-キャリアドラフト | ||||||
特別番組 |
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過去の出演番組 | 競馬中継 (NETテレビ) - ワールドプロレスリング - おはようテレビ朝日 - 夢のビッグスタジオ - しあわせ家族計画 - オフレコ! - クイズ赤恥青恥 - ゆうYOUサンデー! - アッコ 古舘のあっ!言っちゃった! - アッコにおまかせ! - クイズ悪魔のささやき - オールスター感謝祭 - オシャレ30・30 - おしゃれカンケイ - 夜のヒットスタジオシリーズ - スポーツ宝島 - ニュースフロンティア - Goodジャパニーズ - 筋肉番付・体育王国 - 国民クイズ常識の時間 - クイズこれはウマい! - クイズ日本人の質問 - 最大公約ショー - MJ -MUSIC JOURNAL- - プロ野球ニュース - クイズ世界はSHOW by ショーバイ!! - ニュースの女王決定戦 - スーパークイズスペシャル - 輝く日本の星! - どっちDOTCH! - とれんでぃ9 - そんなに私が悪いのか!? - サタッぱち 古舘の日本上陸 - サタッぱち 古舘の買物ブギ!! - 親知らずバラエティー 天使の仮面!! - F1ポールポジション - クイズ!世にも不思議な逆回転 - 第四学区 - ぶったま!ピープー - ゲーム数字でQ - F1グランプリ - KEIRINグランプリ - 報道ステーション - フルタチさん - トーキングフルーツ - おしゃべりオジサンとヤバイ女 - 日本人のおなまえ | ||||||
テレビドラマ | 暴れん坊将軍II - 制作2部青春ドラマ班 - ゴリラ・警視庁捜査第8班 - 連続テレビ小説(君の名は - エール) - 豆腐プロレス - 下町ロケット | ||||||
ラジオ番組 | |||||||
同期入社 | |||||||
関連項目 | |||||||
関連人物 | 古舘佑太郎 - 秋元康 - 和田アキ子 - 井上順 - 芳村真理 - 柴俊夫 - 加賀まりこ - アイルトン・セナ - 今宮純 - 森脇基恭 - 川井一仁 - 津川哲夫 - 中嶋悟 - 露木茂 - 大川和彦 - 川端健嗣 - 馬場鉄志 - 三宅正治 - 塩原恒夫 - 福永一茂 - 長野智子 - 中村江里子 - 本田朋子 - 山﨑夕貴 - 小澤陽子 - 宮司愛海 - 中村友美 - 高橋裕二 - 杉本清 - 岡安譲 - アントニオ猪木 - 桜井康雄 - 山本小鉄 - 野崎由美子 - 佐々木亮太 - 富川悠太 - 河野明子 - 市川寛子 - 小川彩佳 - 宇賀なつみ - 室岡里美 - 橋本ありす - 赤木野々花 - 澤部佑 - 宮崎美子 - 徳光和夫 - 関口宏 - みのもんた - 高見沢俊彦 - 松尾貴史 - 中居正広 - 野崎萌香 - 田中和彦 - 細野俊晴 - 遠藤泰子 - 林正浩 - 安住紳一郎 - 吉田明世 - 大澤幹朗 - 櫻井翔 - 佐々木淳吾 - 石井亮次 - 浅沼道郎 - 乾浩明 - 中原秀一郎 - 宮根誠司 - 赤江珠緒 - 喜多ゆかり - ヒロド歩美 | ||||||
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