無量
無量(むりょう)は、計り知れないほど大きい・多いこと。仏教用語としての「無量」から、次のような巨大な数の単位に用いられている。
- 華厳経における「無量」 - 大きさは訳により異なる。命数法#仏典の数詞も参照。
- 八十華厳においては、107×2105=10283953734451123385935261518004224 ≒ 102.8×1032
- 六十華厳においては、1010×2104=10202824096036516704239472512860160 ≒ 102.0×1032
- 四十華厳においては、107×2125=10297747071055821155530452781502797185024 ≒ 103.0×1038
- ちなみに「無量転」も大きさは訳により異なるが、八十華厳・六十華厳・四十華厳いずれにおいても各訳における無量の2乗となっている。
- 新編塵劫記における「無量」 - 塵劫記の写本の重版の過程で「無量大数」が誤って分割され、「大数」と共に生じた単位。その場合、1無量=1068(現在一般的な命数法における無量大数に相当する値)と解釈される。
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命数 |
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105 を洛叉(らくしゃ)、100洛叉(107)を倶胝(くてい)とし、倶胝以上を上数として123の命数が列挙されている。 |
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