高松琴平電気鉄道850形電車
高松琴平電気鉄道850形電車(たかまつことひらでんきてつどう850けいでんしゃ)は、高松琴平電気鉄道に在籍した通勤形電車。1両(850)のみ存在した。
概要
- もと南武鉄道のクハ250形(253)である。1942年(昭和17年)に汽車会社で製造された17m級の半鋼製車の制御車である。国鉄時代の1953年の称号改正でクハ6010(6012)となる。1963年(昭和38年)に廃車となり、高松琴平電気鉄道に譲渡された。
- 高松琴平電気鉄道では、制御車850形(850)として琴平線に入線。琴平線の大型化により1981年(昭和56年)に長尾線に転属。1994年(平成6年)、瓦町駅近代化に伴う志度線分断により、志度線に転属となる。
- 志度線では、主に65と固定編成で使用されていたが、600形・700形の増備に伴い、1998年(平成10年)に廃車となった。
車両諸元
- 全長:17,000mm
- 全幅:2,840mm
- 全高:3,880mm
- 重量:25.0t
- 定員:112名(座席44名)
- 台車:KBD-104
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