JBL 2010-11は、2010年9月17日から2011年3月(当初は4月まで)まで、日本各地で行われたバスケットボールリーグである。9月開幕は2008-09以来2年ぶり。
参加チーム
試合方式
2010年の国際ルール改正に伴い、今シーズンからJBLも新ルールを採用。
レギュラーシーズン
- 前年度同様8チームによる6回戦総当たり(1チーム42試合)のリーグ戦を戦う。
- 6回戦のうちホーム・アンド・アウェーで各2試合、残る2試合はいずれか一方のホームゲームとなるが、対戦カードによって異なる。前年度上位4チーム(リンク栃木・日立・アイシン・パナソニック)はホームゲーム各22試合、下位4チーム(北海道・トヨタ・東芝・三菱電機)はホームゲーム各20試合となっていたが、その後、北海道の体制変更のためビジターとなっていた最終2戦のパナソニック戦が北海道ホームに変更された。
- 11月はアジア大会、1月は全日本総合バスケットボール選手権大会によるそれぞれ中断あり。
- 上位4チームがプレーオフに進出する予定だった。
プレーオフ
- 東日本大震災のため中止となったため、以下は予定されていたプログラムである。
- 2011年4月9日開幕。
- レギュラーシーズン1位と4位、2位と3位の組み合わせで3戦2勝方式のセミファイナルを戦い、勝者は5戦3勝方式のファイナルに進む。
- セミファイナルは初めてホーム・アンド・アウェー方式を採用。上位(1位・2位)のホームで2戦行った後、1勝1敗となった場合に下位(4位・3位)のホームで最終戦を行う。ファイナルは従来通り集中開催(会場未定)とする。
12月23日にぐんまアリーナで開催(主管はリンク栃木)。ファン投票及び監督推薦により選出された2チームによる東西対抗形式となる。
結果
レギュラーシーズン順位
順位 | チーム名 | 成績 | 勝率 |
1 | アイシンシーホース | 26勝10敗 | .72 |
2 | パナソニックトライアンズ | 26勝10敗 | .72 |
3 | トヨタ自動車アルバルク | 23勝13敗 | .64 |
4 | 東芝ブレイブサンダース | 17勝19敗 | .47 |
5 | 日立サンロッカーズ | 16勝20敗 | .44 |
6 | リンク栃木ブレックス | 15勝21敗 | .42 |
7 | 三菱電機ダイヤモンドドルフィンズ | 11勝25敗 | .31 |
8 | 北海道バスケットボールクラブ | 10勝26敗 | .28 |
プレーオフ
- プレーオフ・セミファイナルは4月9日から12日、ファイナルは4月20日から25日にかけて開催予定であったが、3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震の影響を受け中止となった。その後、チーム・個人賞の扱いについて検討されたが、プレーオフが開催されなかったため「リーグ優勝なし」(事実上優勝預かり)とした。なお優勝表彰以外のチーム・個人賞の成績はそのまま有効とし、打ち切り時点の順位がそのチームの最終順位となった。[1]
オールスターゲーム
出場選手
結果
勝者 | 結果 | 敗者 | MVP |
WEST | 117 - 114 | EAST | ロン・ヘール |
JBLアウォード
- 本年度はリーグ戦の全体予定試合数の2/3が消化しているため、レギュラーシーズンの成績を参考として表彰・または表彰投票を行う。
- プレーオフを対象とした表彰は、プレーオフが中止となったため行わない。
部門 | 受賞者 | チーム |
レギュラーシーズンMVP | 桜木ジェイアール | アイシン |
プレーオフMVP | 該当者なし | |
ルーキー・オブ・ザ・イヤー | 小林大祐 | 日立 |
コーチ・オブ・ザ・イヤー | 該当者なし | |
功労賞 | 佐古賢一 | アイシン |
古田悟 | トヨタ |
レフェリー・オブ・ザ・イヤー | 該当者なし | |
ベスト5
P | 受賞者 | チーム |
G | 木下博之 | パナソニック |
G/F | 川村卓也 | リンク栃木 |
F | 竹内譲次 | 日立 |
F/C | 竹内公輔 | アイシン |
C | 桜木ジェイアール | アイシン |
リーダーズ
部門 | 受賞者 | チーム | 記録 |
得点 | 川村卓也 | リンク栃木 | 19.54点 |
アシスト | 桜木ジェイアール | アイシン | 3.89本 |
リバウンド | 竹内譲次 | 日立 | 12.17本 |
野投成功率 | フィリップ・リッチー | トヨタ | 60.67% |
フリースロー成功率 | 木下博之 | パナソニック | 87.50% |
3P成功率 | ライアン・フォーハンケリー | アイシン | 46.77% |
スティール | 柏木真介 | アイシン | 2.09本 |
ブロックショット | 竹内公輔 | アイシン | 1.75本 |
備考
- レギュラーシーズン後半戦を前にレラカムイ北海道は運営会社のファンタジア・エンタテインメントが経営問題のためJBLから除名され、日本バスケットボールオペレーションズ(JBO)が運営権を代行している。一方チーム名はファンタジア社が無償譲渡を拒否しているため暫定的に「北海道バスケットボールクラブ」に変更している。
- 3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震のため、日本バスケットボールリーグは3月15日に以降の公式試合全日程の中止を決定した[2]。また先述したとおり、今年度のチーム賞はプレーオフが行われなかったため「優勝なし」(事実上の優勝預かり)とした。[1]
参照
- ^ a b 日本バスケットボールリーグリリース
- ^ “「東北地方太平洋沖地震」発生に伴う今後のJBL公式試合開催について”. (2011年3月15日). http://www.jbl.or.jp/topics/?p=5530 2011年3月15日閲覧。
関連項目
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